オフパコの意味なんて一切知らなくて、好きな漫画が映画化されたことで開かれたオフ会があったので参加した。
そしたら、少女漫画が原作だった所為か、隣にいた男の人が「どんな恋したいの？」とか「どんな出会いが理想？」とか色々聞いてきた。
しまいには「どんなセックスしたい？」なんて言われてもはやセクハラだ。
そんな中「オフパコの意味って分かる？」と尋ねられたのが一番意味が分からなかった。
オフパコの意味なんて知らないし、知る必要性も感じなかったのだ。
ただ、そんな軽いノリが飛び交う中、彼だけは違った。
「オフパコの意味わかる？ ってもはやただのセクハラだね」
彼は私の隣が開いたので、わざわざ移動してきてくれて、先ほどの男が帰ってこないように席を埋めてくれたのだ。
「オフパコの意味って何ですか？」
私がそう尋ねると、彼は少し赤くなって「本当にわかってなかったんだね」と言った。
私はこくりと頷くと、彼は小声でオフパコの意味を教えてくれた。
裏垢女子
私は見ず知らずの親切な人にそんな言葉を解説させてしまった恥ずかしさで顔が赤くなってしまった。
「いや、知らなくて当然だよ。ネットスラングだし」
彼はそう言ってくれたけど、私の熱は覚めなかった。
そもそも、そうなるとさっきの男にかなり直接的に誘われていたのをこの人が助けてくれたことになる。
私は彼にもう一度お礼を言った。
恐縮する彼に何度も私がお礼を言ったせいか、彼は
「俺はあの漫画の××のシーンが好きだな。映画化ではカットされていたけど」
なんて漫画の話を始めてくれた。
二人で漫画の話で盛り上がって、そのままカフェでしゃべっていたら終電を逃してしまって、ホテルへ泊まった。
彼が紳士で何もなかったけど、彼は「これじゃあ、他の人から見たらオフパコしてるカップルだよね」なんて苦笑いしていた。
そんな彼が素敵で次はオフパコでもいいかもって思っちゃった。
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とろけそうなほどに